「このままでは家が危ない!」と不安にさせる住宅の点検商法

「このままでは家を失う」と不安を煽って住宅関連の商品やサービスを契約させる手口です。
突然自宅に訪れ、屋根や床下などを点検し、「このままでは家がダメになる」などと言い出して、高額なリフォーム工事やシロアリ駆除などを契約させてしまいます。

家は、人が一生のうちに手にするもっとも大きな財産です。
また「住み慣れた家でのんびり老後を過ごしたい」というのは、誰もが抱く、つつましい願いではないでしょうか。
その分、「家がダメになる」と言われると、目の前が真っ暗になるほど恐ろしいくなってしまいます。

そして「今、数百万円で補修工事をして、この家に住みつづけられるのなら…」と思い、契約してしまうのです。

勧誘される高齢者の住宅の多くは、40代くらいで手に入れて20~30年が経過し、手を入れたくなる時期に差し掛かっています。
業者に、悪い点を指摘されると、「この家も建てて随分経つからなぁ~」と、納得しやすいこともあるでしょう。

点検商法で契約してしまった高齢者は、「もっといい思いをしたい」と欲張ったわけではありません。
ただ「この家に住み続けたい」「今の状態を維持したい」と思っただけなのに、結果的に騙されてしまったのです。

床下や屋根を点検し、「家が腐る、傾く」とリフォーム工事を迫る

住宅関連の点検商法で多いのが、「床下」や「屋根」を点検する手口です。
屋根の場合は「瓦がずれている」「雨漏りがする」などと指摘し、放っておけば家がつぶれてしまうかのように不安を煽り、リフォーム工事の契約を結ばせます。

床下の点検でも最初に不安を煽り、「湿気が多い」」と床下除湿剤を山のように散布したり、床下換気扇を設置したりするパターンもあれば、シロアリ駆除のサービスを契約させたり、「根太が腐っている」とリフォーム工事を迫ることもあります。